- しんぞう
- I
しんぞう【心像】記憶・想像などにより, 現実の刺激なしに意識に生じる直接的な像。 視覚心像・聴覚心像・運動心像などがある。 表像。 心象(シンシヨウ)。 イメージ。IIしんぞう【心臓】※一※ (名)(1)循環器系の中枢器官。 血液を血管中に押し出し循環させる働きをする。 魚類では一心房一心室, 両生類では二心房一心室, 鳥類・哺乳類では二心房二心室に分かれる。 人間の心臓は胸腔内の中央より左にあり, 握りこぶしよりやや大きい。(2)組織や物事の一番大事なところ。→ 心臓部※二※ (名・形動)〔「心臓が強い」から〕あつかましくずうずうしい・こと(さま)。
「あいつも相当の~だ」
~が強・いあつかましい。 ずうずうしい。 心臓だ。~が弱・い気が弱い。 度胸がない。~に毛が生えているきわめてずうずうしく, 平然としているさまをいう。IIIしんぞう【新造】※一※(1)新しくつくること。 また, そのもの。(2)新しく船をつくること。 また, その船。 新造船。 新艘(シンゾウ)。「高速船を~する」
※二※〔「しんぞ」とも〕(1)武家の妻女をいう。(2)町家の上流商家の妻女をいう。 のちには他人の妻, 特に, 若い妻をいうようになり, さらに未婚の若い女性のことをもいうようになる。「なんでも巫子(イチツコ)の~めがいつちこつちのはしにねたやうすだ/滑稽本・膝栗毛 3」
(3)近世, 遊里で姉女郎の後見つきで客をとり始めた若い遊女。IV「ましてや高間すぐれてうつくしく, ~引きて千里を行くも遠からず/浮世草子・一代男 7」
しんぞう【真像】(1)人や物の実際の姿。(2)真実の姿。 本当のところ。V「人情風俗なんどは僅(ワズカ)に一斑(イツパン)の皮相のみを写して其~を写すを得ず/小説神髄(逍遥)」
しんぞう【神像】神の姿を彫刻・絵画に表したもの。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.